もうすぐ卒業式の季節、不登校の子もいよいよ卒業ですね。
卒業式が近づいてくると、担任の先生からも「卒業式どうする?」と聞かれている子もいるのではないでしょうか。
卒業式には在学生や保護者も参列するので、勇気もいるし悩んでしまいますよね。
「不登校の卒業式」の問題を解決するための3つの方法
・卒業式に出たくなくて悩んでしまう気持ちを整理する
・出なかったときの卒業証書の受け取り方を知る
・卒業式に出ないで卒業証書を受け取るときに気をつけることを知る
元不登校の私も、そして中学1年から不登校の長男も、卒業式には出ていません。
私と長男が、卒業証書を受け取ったときの体験談なども一緒にお伝えします。
「卒業式に行きたくない」なら無理しなくても大丈夫⁈
卒業式に出なくても卒業はできます!
男の子
卒業式に出なかったら卒業できなくなるのでは?
大丈夫!卒業式に出なくても卒業はできます!
その理由は、小学校と中学校は入学していれば、登校日数に関係なく卒業することができるからです。
もし心配であれば学校に確認して安心できるといいですね♪
悩んでいる気持ちを整理しよう
「行きたくない」と自分の気持ちがはっきりしているなら、迷わずに行かなくても大丈夫です。
ですが「行きたくないけど…」と悩んでいるなら、気持ちを整理するとスッキリして悩みを解決することができますよ。
最後だから出てほしい…
卒業式ぐらい出ようよ!
なんて言われても気にしないで!
卒業式のことは、自分の気持ちを優先に考えていいのです。
気持ちを整理する方法
・他の人の意見は置いておく
・自分の気持ちに向き合う
・卒業式に出るメリット、デメリットを紙に書き出してみる
・卒業式への思いを紙に書き出してみる
あまり深く考えないで、気持ちが楽になる方を選びましょう。
卒業後の新たなスタートに向けて、無理をして卒業式にエネルギーを使い過ぎないようにしましょう。
悩みを解決することができないときは…
担任の先生に自分の気持ちを伝えて(親に伝えてもらっても大丈夫)相談することで、気持ちに寄り添った卒業式の対応をしてくれることもありますよ!
卒業式は見学できる!
卒業式に出席しなくても、卒業式は見学することができます。
私の子どもの場合
学校が動画配信をしていたので、自宅で卒業式の様子と、卒業証書授与で長男の名前を呼ばれる場面を見ることができました。
子どものお友達の場合
長男のお友達で同じ不登校の子の場合は、卒業式で式場(体育館)の後ろで他の生徒から見えない位置で見学して、卒業証書は式の終わった午後に受け取ったそうです。
卒業式に出なかったときの卒業証書の受け取り方
卒業式に出なかったときは、卒業証書の受け取り方を決めなくてはいけませんね。
受け取り方は学校によって違うので、前もって担任の先生に確認しておきましょう。
私と長男の体験談のあとに、卒業証書を受け取るときに気をつけることをお伝えします。
元不登校の「私の卒業証書授与」体験談
・受け取った日は、卒業式当日ではなく後日
・場所は校長室
・同じ不登校の同級生数名と一緒
校長室には、校長先生と担任の先生もいて、校長先生から「卒業おめでとう」という言葉と一緒に卒業証書を受け取りました。
ほんの数分で終わり、学校には特に思い入れもなかったので「すぐに終わって良かった」と思ったような記憶があります。
長男の「個別卒業証書授与」体験談
・卒業式の当日、午後(学校から指定された時間に行きました)
卒業式は午前中で終わっているので、学校には先生以外はいませんでした。
・場所は空き教室
長男のときは、空き教室が式場のようにセッティングされていて「ミニ卒業式」のようでした。
校長先生に教頭先生、担任の先生と学年主任、3年生の各クラスの先生が揃っていて、校歌も流れ、校長先生の挨拶もあり、その後卒業証書授与、と卒業式のような進行でした。
時間は15分ほどでした。
卒業証書の受け取り方法は、学校によって違う
私と長男のときを比べてわかるように、学校によって卒業証書の受け取り方が違います。
長男のときには、担任の先生から「校長先生から個別で受け取れるようにします」としか聞いてなかったので、私のときと同じようにすぐに終わると思っていたら「ミニ卒業式」だったので驚きました。
先生たちが10人近くいたので、長男も少し動揺している様子で心配になりました。
ですが、長男一人のために多くの先生方に卒業を祝ってもらえたこと、不登校の子に対する学校の思いが伝わってきて嬉しかったです。
卒業式には出ないで、卒業証書を受け取るときに気をつけること!
良い気持ちで卒業できるように…
・他の同級生と一緒ではいや、一人で受け取りたい
・担任の先生以外に会いたくない
など、人と会うのを避けたい場合には、前もって担任の先生に相談しておきましょう。
担任の先生に話しにくいときには、親から先生に伝えてもらいましょう!
また、卒業証書を取りに「学校に行くのもいや」な場合も、担任の先生に相談しましょう。
・親に取りに行ってもらう
・自宅まで届けてもらう
・郵送で送ってもらう
などの方法もあるので、無理しなくても大丈夫です。
最後だからこそ、自分の気持ちを大切にしてくださいね。
卒業おめでとうございます。